アバディーン、ロンドンのオフィス不動産141億円相当売却へ

資産運用会社アバディーン・アセット・マネジメントは、取引を現在停止している英国の不動産ファンドの保有資産の一部であるロンドンのオフィス不動産を売却するため、ブローカーのストラット・アンド・パーカーを起用した。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、アバディーンはオフィスビル「10ハマースミス・グローブ」の売却に動いており、評価額は約1億500万ポンド(約141億円)という。アバディーンの英不動産ファンドの運用資産額は約32億ポンド。

  英国が欧州連合(EU)離脱を選択したことで、同国の不動産は値下がりするとの不安が広がり投資家の償還請求が殺到。7つの不動産ファンド(資産運用額は合計約180億ポンド)が対顧客取引を先週停止した。ジェフリーズのアナリスト、マイク・プルー氏は、解約請求への対応で最大50億ポンド相当の不動産が売却される可能性があると先週のリポートで指摘していた。