オウム資産9億円突破、勢力拡大へ不動産購入も

オウム真理教の主流派団体「Aleph(アレフ)」が、資金集めを強化している。

 教団が保有する資産は今年に入って9億円を突破。拠点施設のある東京都足立区では、不動産購入の動きも見せる。20日で地下鉄サリン事件から21年。賠償が不十分なまま勢力拡大を図る教団に、施設周辺の住民や事件の被害者遺族らは、不安や憤りを隠せずにいる。

 「建物を売ってほしい」。足立区入谷の教団施設近くに2階建て建物を所有する70歳代の男性によると、2014年6月頃、スーツ姿の男性2人が現れ、そう持ちかけてきたという。いずれも50歳代くらいで、「アレフと関係がある」とささやかれる不動産会社を名乗ったが、購入目的やアレフとの関係は一切語らなかった。以後数回、訪問があったが、交渉は進まず、そのうち姿を見せなくなった。