スローモーションで崩壊する中国不動産建設バブル

中国の不動産建設バブルが崩壊現象を呈していることは、様々に報道されている通りだ。しかし崩壊の速度、経済成長率の鈍化の速度がスローだから、ソフトランディングするのではないかという楽観的な見通しも多い。私はむしろ逆で、スローだからこそ実体経済への負の影響は深く、長くなると思っている。この点を考えてみよう。

現代の資産バブルに共通するのは、信用の膨張、資産価格の高騰、過剰な固定資本形成、これら3つだ。 そしてバブル崩壊過程では信用の収縮、資産価格の下落、固定資本形成の減少が起こる。したがって「バブルの崩壊」とはそれに先立って起こった3種類の過剰(信用、資産価格、固定資本形成)の調整だと言える。