ソウルの不動産業界では日本人が大人気 若社長「日本人のお客さんを紹介して」

日本の引っ越しシーズンの折、ソウルの自宅マンションの契約更新時に家主が言ったことを思い出した。「ずっとここに住んでね。引っ越すなら、ぜひ日本人を紹介してちょうだい」と頼まれた。別に社交辞令でもなく、ソウルでは日本人に家を貸したがる人が多い。不動産屋の若社長も断言していた。

 理由は、「部屋をきれいに使ってくれるし、カネ払いもいいから」だという。長年の口コミで噂は広がっているそうだ。借りた家は汚さない。家賃も絶対に滞納しない。こちらは日本での習慣を韓国で当たり前にやっていただけだ。「毎月ちゃんと家賃を振り込んでくれて助かる」と家主は感謝してくれた。

 思い当たる節はある。家賃支払い期日が土曜日や休日に重なる場合、必ず前日に家賃を振り込んでいる。そんなことが何度かあった。韓国人の友人は「そんなの休日明けでいいんですよ」と笑っていたが。

 家主にとって、筆者は家を貸した初めての日本人だという。「噂通り日本人はキチンとしている」という言葉はくすぐったいが、まんざらでもない。不動産屋の若社長からも「いい物件ありますから、日本人のお客さんを紹介してください」と頼まれた。こちらは、ソウルの日本人社会での口コミに期待してのお願いだったが。