ノルウェーの年金基金が、今さら東京の不動産投資を始める理由

本日の日本経済新聞朝刊に、世界最大の政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金が日本で始める不動産投資の概要がインタビュー記事で掲載されています(図も同記事より引用)。

東京のオフィスビルへの投資というと、今更な感じもしますが、投資金額は長期的に50億~80億ドル(6000億~9600億円)になる可能性があるということです。同基金は既に2011年から欧州で不動産投資を開始。ロンドンやパリ、ニューヨーク、ボストンなど欧米8都市でオフィスや物流施設に投資しており、その対象を広げるというのが今回の投資の位置づけだと言えます。

基金の資産配分を見ると、株式に大きく偏っていることがわかります。グローバルな株式運用でリスクの見返りに長期的にリターンを狙うのは年金基金のような長期資金では理にかなったアセットアロケーションと言えますが、安定性に欠けるという問題もあります。株式の場合、インデックス運用をしたとしても、リーマンショックのような混乱期には、一時的に資産の40%以上が失われる可能性があるからです。