ブラックロック、中国の商業不動産投資を拡大へ

米資産運用会社ブラックロックは、中国の一部都市の商業用不動産市場で投資を拡大する構えだ。同国のサービス産業への軸足移行で利益を得られるセクターに狙いを定める。

 ブラックロックの不動産部門ブラックロック・リアルエステートでアジア太平洋地域を統括するジョン・サウンダーズ氏は15日、同社が目をつけているのは中国のいわゆる一級と二級と呼ばれる都市のオフィスビルと、二級都市のショッピングモールだと述べた。中国には600以上の都市があり、それらはしばしば4つに区分される。一級都市は北京、上海、広州、深センの4市で、二級都市は省都をこれとみなす向きが多い。

 サウンダーズ氏は電話取材で「概して投資家の間には中国の景気循環が今、どこにあるのかという懸念がある。底に近いのか、それともピークから半分下ったところにあるのか。われわれは底に近いとみている」とし、「急成長国が低い基点から移行する上ではこれは普通のことだ」と述べた。