マイナス金利で「不動産バブル」はやって来るのか?

マイナス金利政策が始まって、運用難がさらに深刻化している。あらゆる金融機関が有望視される融資先を探し回っている。その行先として浮上しているのが不動産である。

 J-REIT指数は、マイナス金利導入の決定を受けて急上昇している(図表1参照)。長期金利が低下してくると、REITのキャップレート(期待利回り)が長期金利を上回っている幅(プレミアム)がさらに拡大する。高い利回りを求めて投資マネーが不動産ファンドに流入すると、不動産ファンドが新たな物件取得を増やそうとするので、地価上昇の圧力が高まる。最近の状況は、2006~2008年のミニバブルを彷彿とさせる。当時は、この期間に公募・私募ファンドの数が一気に増えた。