ロンドン不動産価格の下落、アジアの投資家も打撃受ける恐れ

香港金融管理局(HKMA)から中国最大の不動産開発業者に至るまでアジアの投資家はこれまで、ロンドンの不動産市場の流れに大きく便乗してきた。

  英国が欧州連合(EU)離脱を決めたことで不動産市場の見通しが不透明になったため、投資家は換金を急いでおり、資産運用会社は不動産ファンドの解約凍結に動いている。ブラックロックは英国民投票後、供給過剰のロンドン中心部が先導役となって商業用不動産価格が向こう1年で10%程度下落する恐れがあると予想した。

  ジョーンズ・ラング・ラサールによると、1-3月(第1四半期)の英国での直接不動産投資(107億ポンド=約1兆4000億円)のうちアジアの投資家は12%を占めた。英国は数十年にわたって世界の5大不動産投資先の1つで、特にシンガポールや中国、香港から買い手を集めていた。