上海「離婚ブーム」の原因は制御不能の不動産バブル

8月下旬、上海でにわかに「離婚ブーム」が巻き起こった。その背景にあるのは、狂乱とも呼べる不動産バブルと取引規制強化のうわさ。もはや不動産市場は制御不能の状態に陥っている。

データがあぶり出す8月末の離婚の急増

 中国の不動産市場では、もはやどんなナンセンスなコメディが上演されても不思議ではない。

 不動産ローンに関する政策が改正され、制限が強化されるとのうわさの影響を受け、8月末の上海に「離婚ブーム」が起きていると複数のメディアが報道している。

「離婚ブーム」がいかに過熱しているのか、興味深いデータがある。中国の配車サービス大手「Didi Chuxing(滴滴出行)」傘下の滴滴メディア研究院のデータによると、不動産ローンの政策改正のうわさが広がった翌8月26日以降、上海市内では滴滴を利用して、民政局または婚姻登記センターへ向かう利用者が明らかに増えているのだ。