不動産価格が上昇 インフレ上回るも減速傾向=FipZap指数 ブラジル

不動産価格の上昇は再び勢いを増したのか──。インターネット上の広告で告知された価格をもとに経済調査院(Fipe)がまとめる不動産価格動向指数「FipeZap指数」によると、調査対象16都市の2014年7月の1平方メートル当たり価格は前の月に比べて0.60%上昇した。これで今年1~7月累計の上昇率は4.11%となり、ブラジル中央銀行がまとめたエコノミストらによる同時期のインフレ率予想(3.9%)を超える価格上昇を記録した。

 しかしこの動きは、不動産価格の上昇が加速したことによるものではないようだ。5日付伯字紙などによると、同指数のコーディネーターは「インフレは強さを失った。不動産価格の上昇率は予想値に非常に近い」と述べ、不動産価格の上昇がインフレ率を上回ったのは物価高騰の勢いが弱まったことによるとの認識を示すとともに、現在は不動産価格の上昇が鈍化傾向にあるとの見方を示している。今年6月までの直近12カ月間の上昇率は10.9%だったが、7月までの12カ月間では10.4%に低下、8カ月連続で上昇の勢いが鈍化した。