中国、不動産ローン急増が「新たな試練」に=銀行監督当局

中国銀行業監督管理委員会の王勝邦・副主任は13日、このところ急増する不動産ローンが政府に「新たな試練」を突き付けているとの見解を示した。政府は不良債権が増加する中、金融安定の確保を目指している。

 王氏は記者会見で、国内の多くの都市でここ数カ月に住宅購入が加速したことが招いた不動産ローンの増加には「プラスとマイナスの側面」があると指摘した。

 一部の都市ではレバレッジの増加が住宅在庫の削減に寄与しているが、金融システムを守る規制当局の取り組みにとっては「新たな試練」になるという。

 王氏はまた、今のところローン急増が銀行に及ぼす「直接的影響は限られている」として、中国では住宅ローン資産価値比率がまだ比較的低いと述べた。

 中国の銀行が1月から8月に行った新規融資に占める不動産ローンの割合は約40%で、その約3分の2が住宅ローンだった。中国の住宅ローン借入額は平均すると、取得する不動産評価額の55%に達するという。

 この比率が低いほど、不動産価格の下落に対する銀行のバッファーは厚くなる。