中国:不動産仲介業に倒産ラッシュか、EC業者との競合が追い打ち

【中国】中国の不動産市場の低迷が続く中、不動産仲介業者を取り巻く環境が悪化してきた。

 中古不動産の取引減少に加えて、不動産EC(電子商取引)業者との競合が激化してきたため。板挟み状態に陥る中で、仲介業者の生存環境は今後一段と苦しさを増すと懸念される状況。業界に倒産ラッシュが訪れる――とする悲観論も浮上している。経済参考報が13日付で伝えた。

 仲介業者が直面する最大の課題は、昨年以降の中古不動産市場の低迷だ。北京、上海、広州、深センなど大都市では、同年の中古物件取引件数が軒並み前年割れ。北京市に至っては、6年ぶりの低水準に落ち込んだ。不動産向け融資の引き締めなど、中国政府の銀行窓口指導が消費者の買い控えを招いている。こうした中で、中古物件を主力展開する不動産仲介業者の経営は急激に悪化。大手の間でリストラ、零細業者の間で市場撤退の動きが相次いだ。