国外不動産投資、小国にもかかわらずシンガポールは世界4位

米国発の2008年の金融危機以降、シンガポール資本による国外不動産への投資は1,554億Sドル(約11兆5750億円)で、最近こそ動きは鈍ったものの、国・地域別投資額で世界4位という多さだ。国土面積の狭い小国だが、潤沢な投資資金を持つ国であることが証明された。投資対象物件が国内に少ない、ということも関係している。

同期間、最も不動産向け国外投資が多いのは米国で3,052億米ドル(約31兆4,625億円)。次いで香港資本の2,135億米ドル(約22兆93億円)、カナダの1,466億米ドル(約15兆1,130億円)。額はリアル・キャピタル・アナリティクス(RCA)がまとめた。

シンガポールの投資家は、政府系ファンド、不動産開発業者、資産家の3つに分類される。政府系ファンドの代表はシンガポール政府投資公社(GIC)とテマセク・ホールディングスで、GICはグローバル・ロジスティクスとの合弁を通じ米インドコアの不動産178件の一部を20億米ドル(約2,062億円)で取得した。