米国の不動産プロジェクト支える意外な資金源

米ニューヨークで一世代に一度あるかないかのような大型不動産プロジェクト「ハドソン・ヤード」の建設現場でコンクリートを流し込んでいる巨大トラックは、意外な資金源によって賄われている。米国の投資永住権(EB-5)を取得しようとしている約1200世帯の中国人たちだ。

 不動産デベロッパーのリレーテッド・カンパニーズによると、このプロジェクトで3棟の高層ビルを建設するために必要な約6億ドル(約710億円)の資金は、こうした中国人世帯から調達した。これらの高層ビルはオフィスと住居、商業施設として利用される。

 リレーテッドはこの建設プロジェクトの資金を手当てするために、まだあまり知られていない、時には議論を呼ぶこともある連邦政府のEB-5ビザプログラムを利用することにした。このプログラムは米国のプロジェクトに少なくとも50万ドルを投資する外国人に対し、グリーンカード(永住ビザ)を発給するというもの。投資家1人当たり少なくとも10人分の雇用が創設されることが条件だ。