英不動産ファンドで解約停止相次ぐ、EU離脱決定で市況悪化懸念

英国の商業用不動産ファンドが、過去24時間に相次いで解約を停止した。市場では同セクターや関連銘柄への売りが膨らむなど、不動産価格下落への警戒感が強まっており、欧州連合(EU)離脱決定を受けた市況悪化の兆しが出ている。

英保険大手アヴィヴァ(AV.L)傘下のアヴィヴァ・インベスターズは5日、総額18億ポンドの規模を持つ不動産投資信託(REIT)の解約を停止。同日午後には英生保プルーデンシャル(PRU.L)傘下M&Gインベストメンツが運用する44億ポンド規模のプロパティー・ポートフォリオも解約を停止した。

前日には英保険大手スタンダード・ライフ(SL.L)傘下のスタンダード・ライフ・インベストメンツが規模29億ポンドの不動産ファンドの解約を停止しており、規模は3ファンドで100億ポンド近くに上る。これは英国のオープンエンド型商業用不動産ファンド全体の350億ポンド(460億ドル)のうち、約3分の1に相当する。