英国の不動産ファンド7社が解約禁止の滑稽さ

英国の不動産ファンドが相次いで顧客からの解約要求に応じないと発表し、メディアのヒステリー的な報道が相次いでいます。

ヤレヤレ……マーケットを知らない連中に記事を書かせると、とんでもない見当はずれを平気で文章にするから堪ったもんじゃないな。

いま問題になっている不動産ファンドは「オープン・エンド型」投信です。ここで「オープン」という意味は、いつでも買い増しや解約が出来るので、ファンドの資産が、マネーの流入、流出に合わせて日々変動するということです。

しかし不動産はデイトレのように秒刻みで反対売買できません。ある物件を購入、ないし処分すると決めても、実際にその取引が完了するのに一月くらいかかってしまうでしょう。

今回、英国の国民投票で離脱派が勝利したので、パニクッた投資家が「私をここから出して!」というヒステリーを起こし、不動産ファンドの解約に殺到しました。

不動産ファンドは、日頃から解約に備えて、比較的高めのキャッシュを用意しています。大体、10%くらいだと思います。