韓国経済ウォッチ~不動産事情(後)

<不動産の長期低迷と議論>

korea_matinami2 住宅市場の低迷が長期化し、住宅価格が下落を続けている最近の韓国不動産市場をめぐって、いくつかの議論が展開されている。このような議論の根底には、現在の状況は景気の循環過程で現れる一時的な現象ではなく、住宅市場の構造とパラダイムがシフトしたことによるものであるという認識がある。

 代表的な議論をいくつか紹介すると、次のようになる。

 1つは、2008年の世界的な金融危機以降で、5年間以上にわたって不動産景気が低迷し、5年周期で循環するはずの韓国不動産は長期低迷に入ってしまったのではないかという議論である。とくに、1990年代の初めにバブルがはじけて以降、20年以上価格低迷を続けている日本の事例を挙げながら、韓国不動産もこのような長期低迷に入るのではないかという議論である。