香港不動産市場は暴落回避か、株式トレーダーの読みが的中なら

香港の住宅所有者は最悪のシナリオを心配しなくてもいいかもしれない。不動産市場が好不況を繰り返すことで有名な香港では、1990年代後半にアジア通貨危機で70%値下がりしたケースもあったが、ここにきて再び過去最高値から下落しつつある。

だが、香港大手不動産開発会社の株価が手掛かりになるなら、今の下落が新たな暴落局面につながると心配する理由はほとんどない。昨年6月の高値から今年1月21日までに34%下落したハンセン不動産株指数はわずか2カ月で18%上昇し、香港株式市場全体の上昇率を約7ポイント上回っているからだ。

不動産株指数は11年10月に同様の規模の値下がりから反発し、その3カ月後に住宅価格は上向き始めた。ブルームバーグの集計データによると、同指数は長期的に見てもまずまずの先行指標となっており、1994年からの期間の7割で不動産市場の転換点の前触れとなった。完璧な実績とは言えないものの、現在の不動産の値下がりは長期的下落よりも一時的調整にすぎないと言う楽観論者の主張の裏付けにはなる。