62万ドルの駐車スペースに見る香港不動産事情

1台分の駐車スペースが62万ドルで売却された話を知っているだろうか?

 香港で不動産は、車のための不動産でさえ、大富豪の実業家から、世界一不動産が高い市場で足がかりを得るのに苦労する人まで、万人に影響を及ぼす熱狂的ブームとなっている。このため、住宅を購入する際の印紙税の増税が波紋を呼ぶのは最初から分かっていたことだ。デベロッパーの株価は7日、予想通りに下落した。

 だが、米国の低金利が続き、中国の人民元が下落基調にある間は、今回の措置が、世界で最もしぶとい不動産バブルの1つを本当に弾けさせる可能性は低い。

 香港が問題を抱えているのは間違いない。ある国際的な調査によると、香港の住宅価格は平均所得の19倍にのぼる。2番目に相場が高い市場は同12倍のシドニーだ。香港の価格は3月に大底を打ち、年内いっぱい下落が続くという多くの予想を覆した。住宅価格は3月以降、13%上昇している。